清志郎

可愛さだけで人を魅けるのは若いうちだけ、男の容姿もまた然り。
本質を研磨せねば生殖本能に着眼点をおいた生き物としか出会えない。
と清志郎の曲を聴いてぼんやりと浮かぶおやつの時刻。

そのとある一曲の歌詞を掲載してみる。以下。

キミかわいいよね でも それだけだね
キミかわいいよね でも それだけだよ
それだけが キミと話してたら ボクこんなにつかれたよ
キミかわいいよ お人形さんみたい それだけさ
キミといっしょにいたら ボクこんなにつかれたよ

酒でも飲まなきゃ キミとはいられない
シラフじゃとっても いっしょにいられない
キミかわいいね でも それだけでね
それだけさ

水の無い川 エンジンのない車
弦の切れたギター ヤニのないタバコ

キミかわいいね テレビにでも出たら
キミかわいいよ モデルにでもなれよ
キミかわいいよ お人形さんみたい
それだけさ
ぼくは さよならするよ 男には困らないだろ

キミかわいいよね でも それだけだね
キミかわいいよね でも それだけだよ
キミかわいいだけだね ただそれだけだね
キミかわいいだけだね

平易な言葉で語れるということこそ、認識の深さの指標である。とのヴェッセルの言葉では無いけど、この曲の歌詞はいつ聴いてもハッとさせられる。なだいなだも書のなかで「なるべく軽く書きましょう。軽く書いても、あなたを軽くみているわけではないのです、重々しくなど書けないのです。重々しく書けないのは、書く気にならないからです。どうして日本では重々しく評論が、、」と触れているけども、わかり易く真理を突く事の意味性は深い。

俺は、齢を越えても人を魅く本質を孕んでいられるだろうか。
たとえ俺がそれを抱き寄せたとしても、お隣が違えばその色合いもまた薄れる。
合わせ鏡を眺めるように、
今一度掘り下げるべきか。

2012-02-11 15:14:23