生きない

わからない
わからない
どうしてごそりと感情が抜け落ちていくような
日々の地下鉄に揺られながらも
生きる為に働くのではなく
働くことで生きることしか知らない故に
そうした冷凍マグロになっていくことが
固まりきった表情筋を皮の鞄にそんなに詰め込んで
あなたは電車に乗り込んで
どこに帰ろうというのです
明日に帰ることなんてやめてどうか昨日よりすこし前の
あのマスクを外した時にかいだ薫りのする放課後の教室からみた夕焼けの下校時刻に
帰りませんか
もう 帰れませんか