ピンクのはらわた

熱々のおでんを胃袋に掻き込むように
コンビニで買ったジムビームを回し飲む
空白の数時間後に向かって道玄坂をよじ登る幾つもの波
予定調和のない人間の海にダイブしていく
暗い光線が飛び交う音の交差点
煌びやかなサランラップで密閉された真ん中でステップを踏む
踊り場とバーカウンターを何往復かすると
腕時計と関係性は日常に溶け合い消える
2Dの迷路に囚われるように目を閉じれば
サウンドが好きだという理由でそこにいるはずの少女とサウンドの外に跳ぶこともできる
嘘も真実も真実も嘘も本当になってしまう黒点のカプセルホテル
グラス一杯に充ち満ちる音波をパドリングして
夜に追いつかれまいとする残像の墓場を縫っていく
肩に書かれる昼間の出来事は気球のように遠ざかり
抱き寄せられるのはホックの外れて踊る胸
頬を震わす音波に足を絡ませれば
出口は今日も明日に繋がっている